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本次世代ナノプローブ技術委員会は、多くの産業界委員、学界委員の賛同のもと、一般財団法人青葉工学振興会内に2023年4月に設立されました。この委員会は、(旧)日本学術振興会産学協力研究委員会ナノプローブテクノロジー第167委員会(1997.12〜2023.3)のメンバーを中心に、次世代プローブ技術(プローブ顕微鏡(SPM)関連技術)に関わる調査、研究および開発等に関する事業を総合的に行うこととしています。本会は既存の学会とは異なり、メンバー間で密に情報交換、技術交換を行うことにより、次世代ナノプローブ技術に関連する産業が直面する課題の解決や新市場の創出に寄することを目的としています。具体的には、次世代SPM技術(例えば、SPMインフォマティクス、オペランド計測、高速観察技術、光とSPMの融合)に向けた産学協同活動による課題解決(特許、論文、商品化)と次世代SPM技術ロードマップの世界への発信や、SPM標準化(TC201 SC9)への貢献による我が国の研究力強化も目標としています。次世代ナノプローブ技術に興味をもつ研究者や技術者の育成を支援する事業にも力を入れることにより、SPM技術に関心をもつ研究者・技術者を新たに開拓していきたいと考えております。
小生は、学生時代からSPMに傾倒しており、今でも新しい試料を観察するときはワクワクします。SPM技術はまだまだ未成熟な部分もあり、逆に言うと、この先大きな怪物が待ち構えているかも知れません。勝手ながら、委員会を通してこれらを追求していきたいと思う次第です。
最後になりましたが、本技術委員会の活動は、皆様のご賛同とご支援がなくては継続できません。皆様方の一層のご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
次世代ナノプローブ技術委員会 委員長
吉村 雅満 (豊田工業大学 教授)
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